Yamaha MOTIF XF

Yamaha MOTIF XF

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ヤマハ Motif XF ミニレビュー

怪物級ワークステーション

2010 年の大きな驚きの一つ、それはヤマハ『Motif XF』の登場だ。この怪物シンセは、その高品位なサウンドと直感的な操作性でワークステーションの新たな可能性を切り開いた。それではこの『Motif XF』、他の競合製品と比べて一体どれほど「進んで」いるのだろうか?

Motif XF ミニレビュー

 

Yamaha Motif XF

Yamaha Motif XF

 

 

Yamaha Motif XF Yamaha Motif XF

 

 

 

 

 

 

 

 

新機能の数々

XF バージョンの新たな性能(OS 1.12 でテスト)

 

旧モデルとなる『Motif XS』との比較から、以下に『Motif XF』の新機能の数々を一覧にまとめてみた:

 

- XS モデルの倍以上となる 741 MB の波形を搭載

- 新しい音色とアルペジオの数々:128 音色、128 パフォーマンス、8 ドラムキット、1248 アルペジオパターン、そして 32 マスター

- 128 MB のオンボード SD-RAM によるサンプリング機能

- 512 もしくは 1024 MB のフラッシュメモリーを搭載できる 2 基の拡張モジュール

- 改善されたファイルマネジメント

- サンプル波形のオートマッピング機能

- 改善されたカテゴリサーチ機能Main、Sub、Voice List の各カテゴリはボタン SF1-3 からアクセス可能。さらに、すべての波形およびアルペジオ内のサーチが可能。

 

 

 

Yamaha Motif XF

 

 

- ボイス、パフォーマンス、ソング、パターン、マスターの各モード画面では、SF6 ボタンで再生テンポの変更が可能(タップテンポ機能)

 

 

 

Yamaha Motif XF

 

 

 

- 独立した設定の割り付けが可能な 2 つのアサイナブルファンクションボタン

 

 

Yamaha Motif XF

 

 

 

- ドラムボイスのアルペジオ再生時に、スネアドラムとバスドラムのサウンドを固定できる Fixed SD/BD 機能

 

 

Yamaha Motif XF

 

 

 

- アルペジエーターがオンの場合のみ音を鳴らす "Arp Play Only" 機能

 

 

Yamaha Motif XF

 

 

 

- ミキシングモードではドラムプログラムの直接編集が行え、新たに作成したキットの保存が可能

 

 

Yamaha Motif XF

 

 

 

- ソング、またはパターンモードからのサンプルを、モードを変更することなく迅速に "Mixing Voice" にコンバート可能

- WAV/AIFF の読み込みに対応、取り込んだサンプリング素材をタイムスライス機能で分割し、オーディオデータを MIDI データと同様の感覚で自由に割り付けることが可能

- ボリュームエンベロープのリリース用に新たに搭載されたキーフォロー感度パラメータ

 

 

- 表示される項目の配置や色の変更など、使い方に合わせて自由にカスタマイズすることが可能

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

結論

この製品テスト後でさえも、まだ『Motif XF』のすべてを知り尽くせた訳ではなかった。その多様性とパワーにはただただ驚かされるばかりだ。今『Motif XS』からのアップグレードを考えているユーザーも、すぐに使い心地の良さを確かめられるだろう。なぜなら、この新バージョンは旧バージョンからの明らかな「進化」であって、「革命」ではないからだ。それにまだ「X」シリーズからの登場となっている。波形の追加収録は非常に有益だし、その質も非常に高い。しかし、なんといってもありがたいのは、本体の電源が落ちても RAM のリロードを待つことなく迅速なスタートが切れるフラッシュメモリー拡張モジュールの搭載だろう。次の技術革新の到来を待つことなく、こうして高度なテクノロジーを楽しめるという事実に感謝したい。『Motif XF』・・・電源を入れたら、ただただ楽しむのみ。ステージ、スタジオ、どこで使用するにしても、この一台は競合勢の遥か先を進んでいる。

 

  • 向上した音質
  • フラッシュメモリー拡張モジュール
  • フリーサンプルバンク
  • 優れた製造品質
  • 幾多もの扱いやすいコントローラー類
  • 良く練られた高い操作性
  • 非常に包括的な音源部
  • 高品質かつ強力なエフェクト類
  • アレンジャーと呼べるほどに強力なアルペジエーター機能
  • 考え抜かれたパターン/ソングシーケンサー
  • 使用可能なメモリーロケーション数
  • マスターキーボードとしての性能
  • オシレータなしのシンセシスはたったの 1 種類のみ
  • ドラムプログラムではノートごとにたった 1 つのサウンドレイヤーのみ
  • パフォーマンスモードではたった 4 つのプログラムのみ
  • たった 2 ペアのステレオアウトと 1 つの MIDI アウトのみを装備
  • ドラムサウンドとアルペジエータースタイル用のトリガーパッドを未搭載
  • 本物のデジタルレコーダーほど柔軟ではないオーディオ統合
  • 改善余地の残るサンプリングモード
  • プログラム読み込み時に発生するロードレイテンシ