Ultrasone PRO 2900
+
Ultrasone PRO 2900

PRO 2900, スタジオ・ヘッドフォン from Ultrasone in the PRO series.

ユーザーレビュー
Price engine
三行広告
  • フォントサイズの変更
  • 削除する

Ultrasone『Pro 2900』ミニレビュー

スタジオヘッドフォン比較パート 4

  • Like
  • Tweet
  • +1
  • Pin it
  • Mail

編集部が 150 US ドル以下に収まるヘッドフォンの比較検討を行った際、Ultrasone『Pro 550』は説得力のない内容だった。しかし、高級ヘッドフォンのブランドとしては有名だ。それではこの価格帯でのフラッグシップモデルとなる『Pro 2900』 はどうだろうか。

編集員 Los Teignos の結論

Ultrasone Pro 2900Ultrasone は、Beyer、AKG、Sennheiser などの標準的な製品と比べると魅力的なオリジナリティある製品でプロオーディオ用ヘッドフォン市場に新風をもたらした。実際、この『Pro 2900』のもつ極度なローエンドと鋭いハイエンドには多くのユーザーが驚かされることだろう。しかし、そういった特徴がこのヘッドフォンの本当の意味での長所であることがすぐに分かる。なぜなら、まさにこの帯域こそ、他のヘッドフォンが抑制する信号情報だからだ。完全にニュートラルなサウンドを聴かせてくれるヘッドフォンを探しているのなら、この一台が理想的なものかどうかは分からないが、リファレンスとしては使える。

  • 超高域の再生能力
  • 超低域の再生能力
  • 付属品とパッケージ
  • 競合のいない強烈な個性
  • 電磁波低減技術の採用
  • 万人向けにしない姿勢
  • すぐに緩くなるイヤーパッド

編集員 Red Led の結論

Ultrasone Pro 2900このヘッドフォンに驚きはない。なんといっても Ultrasone のヘッドフォンだ。低域レスポンスは圧倒的だ。今回レビューした他の製品では聴き取れない低域とそのディテールが聴ける。周波数レスポンスはまったくもってリニアではない。低域と 3~4kHz が極度にブーストされている。AKG のリニアな周波数レスポンスとは対極にあるものだ。初めは Ultrasone に驚かされるかもしれないし、価格も安くはないから、購入前に試聴することをお勧めする。個人的に、このヘッドフォンの装着感はそれほど快適ではないし、イヤーパッドもすぐにずり落ちてしまう。トラッキングの際に、小型のモニタースピーカーを補足する形でこのヘッドフォンを使えば低域の微調整ができるだろう。長時間ヘッドフォンでミキシングしたいのであれば、AKG か Beyerdynamic をお勧めする。

  • Ultrasone Pro 2900非常に深いローエンド
  • 明晰なディテールのサウンド再生
  • 交換可能なケーブルとイヤーパッド
  • 持ち運び用バッグ付属
  • ケーブル 2 本とイヤーパッドのペアが製品に付属
  • 高中域が鋭すぎる場合も
  • すぐに緩くなるイヤーパッド
  • やや高価

編集員 Will Zégal の結論

Ultrasone Pro 2900この Ultrasone は見事なヘッドフォンだ。この価格帯でも、自分がこれまで試したヘッドフォンの中で最高の部類に入る。このヘッドフォンは、トラッキング用として、また主にモニタースピーカーで作ったミックス音源の最終調整用として高くお勧めする。

その一方で、主にヘッドフォンを用いて作業するのであれば、その重量と鋭い高域再生のため、長時間のセッション用としてはお勧めしない。長時間に渡って音楽を聴きたいという場合も同様にお勧めはしない。このヘッドフォンが、サウンドを強調するということを忘れないで欲しい。このヘッドフォンで仕事がしたいなら、その特徴をしっかりと把握しておくべきだろう。実は、このヘッドフォンは、Beyerdynamics の『DT-770 Pro』を思い起こさせる。優れたサウンドなのだが、長時間のリスニングには適していないのだ。あなたの耳が高域を聴き取れなくなっているのなら話は別だが。

  • 音質
  • オープンなオーディオ・スペクトラム
  • 深みのあるサウンド
  • ステレオイメージ
  • あまりセクシーさのない外観
  • 過度に強調された歯擦音
  • やや強調されたローエンド
  • 若干重すぎ

(ヘッドフォン・クロスレビュー第五弾は AKG『K 702』を予定。)