AKG K 702
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AKG K 702

K 702, スタジオ・ヘッドフォン from AKG in the K 702 series.

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AKG『K 702』ミニレビュー

スタジオヘッドフォン比較パート 5

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さて今回は AKG のリファレンスクラス・ヘッドフォン『K 702』をチェックしてみよう。弟分にあたる『K 271』についての我々編集部の意見はかなりまとまっていた。ハイエンドの再生は非常に詳細に渡っているが、低周波レンジが弱すぎる、というものだ。それではこの『K 702』 はどうだろう。

編集員 Red Led の結論

AKG K 702『K 271 MKII』にはそれほど満足できなかったが、この上位モデルには本当に惹き付けられた。ローエンドはまだ若干シャイだが、非常に良く鳴っているし、ディテールも明晰だ。『K 271』より遥かに優れている。実際このヘッドフォンは、『K 271』の主な弱点を補っている。間違いなくこれまで我々がレビューしたヘッドフォンの中で最もリニアなものだし、ダイナミックレンジにも驚くばかりだ。音声信号のディテールを余すところなく正確に再生するため、ミキシング用途には完璧だろう。さらに、『K 702』は軽量だし、掛け心地にも優れている。イヤーパッドも交換可能な上、ケーブルも 3.5mm ステレオプラグ採用で着脱可能だ。優れたヘッドフォンは低域を強調すべきではない、と考えれば、これは究極のヘッドフォンと言えよう。これまでレビューしたヘッドフォンの中では、個人的には究極の一台だ。

  • バランスの取れたサウンド
  • 弱いが正確なローエンド
  • 非常にワイドなダイナミックレンジ
  • ハイエンド再生は詳細に渡っているが(響きが)鋭くない
  • 3.5mm ステレオプラグ
  • 軽量かつ優れた掛け心地
  • イヤーパッドとケーブルがスペアで別途購入可
  • 図太い低域が好きなら、買わない方が良い

編集員 Will Zégal の結論

AKG K 702AKG は、その高い評判を裏切らない。『K 702』は、このクラスのヘッドフォンの中では恐らく最高の一台だろう。完璧とは言えないが(この価格帯に完璧は存在しないようだ)、妥協は必須と捉えれば、ローエンドの弱ささえ我慢できれば間違いなく最高の選択だ—まぁヘッドフォンのデザインがあなたの頭にフィットすれば、の話だが。

  • スタジオ・ヘッドフォンらしさに溢れたナイスな外観
  • 優れたスペクトラル・バランス
  • 見事なサウンド・デフィニション
  • 価格相応の価値
  • 若干弱めのローエンド
  • 掛け心地は改善の余地あり
  • 時により若干鼻にかかったように聴こえる中域

編集員 Los Teignos の結論

AKG K 702

 

『K 702』は掛け心地に優れ軽量。これまでレビューした同価格帯のヘッドフォンの中では間違いなく最高の一台だ。私にとっては、『K 271』より遥かに価値がある内容だ。実際、AKG は『K 271』の欠点—それは低域の欠損だったわけだが—を補正している。高周波帯域は、さらに良くなった印象さえある。私にとってこのヘッドフォンは、Ultrasone『Pro 2900』を完璧に補足してくれる存在で、トラッキングやエディット作業時、さらにはラフミックスの作成やミックス音源のチェックの際に素晴らしいパフォーマンスをしてくれる。

  • 素晴らしいハイエンド
  • 軽量
  • 『K 270』以上のローエンド
  • とは言え、まだ限界を感じさせる低周波レスポンス